を夕方と同じ場所に停め、同じ金網の裂け目から敷地内に入ったら、入り口のところ
で、忍野はもう待っていた。
ずっとそこにいたという風に。
「……え」
その忍野の服装に、戦場ヶ原が驚く。
忍野は、白ずくめの装束――浄衣に身を包んでいた。ぼさぼさだった髪もぴったりと整えら
れて、夕方とは見違えてしまうような、少なくとも見た目だけは小綺麗な格好になっていた。
馬子にも衣装。
それなりに見えてしまうのが、逆に不快だ。
「忍野さんって――神職の方だったんですか?」
「いや? 違うよ?」
あっさり否定する忍野。
「宮司でもなければ禰宜でもないさ。大学の学科はそうなんだけれど、神社に就職はしていな
い。色々思うところがあってね」
「思うところって――」
「一身上の都合だよ。馬鹿馬鹿しくなったってのが真相かもね。何、この服装は、単純に身な
りを整えただけだよ。他に綺麗な服を持っていなかっただけ。神様に遭うんだから、お嬢ちゃ
んだ……
(ò﹏ò)
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