第28章

を思いつくよな……。重ね重ね――というより返す返すも、末恐ろしい女だった。

「でも、お母さんのことはともかくとしても、妹さんと喧嘩というのは、確かに小さいかもし

れないわね。阿良々木くん、妹なんか可愛がってそうなものだけれど」

「喧嘩ばっかりだよ」

その中でも――今日のはこたえたというだけだ。

今日は、平日じゃないから。

「目に入れても可愛くない、痛い妹なのね」

「僕の妹は別に痛くはねえよ!」

「それとも、愛情の裏返しって奴なのかしら。案外、阿良々木くん、シスコンだったりして」

「違うよ。妹好きなんてのは、実際に妹のいない奴の幻想だろ。現実にはそんなこと、絶対に

ありえないから」

「あら。持つ者が持たざる者に対して、そんな上からものを言うような態度を取るのは感心で

きないわね、阿良々木くん」

…………。

何を言う気だ、こいつ……。

そしゃく はんすう

かわい

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「……

(ò﹏ò)

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