か、不純とは言わないけれど、
あんまり純粋な感じがしないけれどな。頑張って好きになるなんて――なんか、努力してるみ
たいな感じじゃないか」
「でも、阿良々木さん」
八九寺は少しも譲らずに、言った。
「わたし達が持つ好きっていう感情は、本来、すごく積極的なものではないですか」
「……そうだよな」
確かに。
頑張って、努力するべき――なのかもしれない。
「好きなものに飽きたり、好きなものを嫌いになったりするのって――つらいじゃないです
か。つまらないじゃないですか。普通なら、十、嫌いになるだけのところを、十、好きだった
分、二十、嫌いになったみたいな気分になるじゃないですか。そういうのって――凹みます
よ」
「お前は」
僕は、八九寺に訊く。
「お母さんのことが、好きなんだよな」
「ええ、好きです。勿論、お父さんのことも好きです。お父さんの気持ちだってわかります
し、決して、望んでそういう結果になったわけじゃないこと……
(ò﹏ò)
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