ている内に、時間は経過。
気付けば高速道路を降りていた。車窓から外を窺う限り、僕らが住んでいる町よりも更に田
舎の、田園風景だった。
どこだここは。
どこに連れてこられてきた。
馬鹿な会話をしている内に……。
「もう少しね」
同じように窓の外を確認し、戦場ヶ原は言った。
「あと三十分くらい――かしら。時間的にも、丁度いい……か。さすが私ね」
「…………」
何が丁度いいのか知らないけれど、時間的なことは、それは全面的に戦場ヶ原父の手柄だと
思うのだが――お前は礼も言わないのか。
ううん。
仲、あんまりよくないのかなあ。
そういえば、戦場ヶ原と戦場ヶ原父、あんまり会話らしい会話をしていない。出発前に簡単
なやり取りがあった程度だ。
いや――でも、不仲ってことはないはずだ。だって、戦場ヶ原が忍野に怪異絡みで世話に
なった謝礼金、十万円を支払うにあたって、彼女は父親の仕事を手伝うことで、それだけの金
銭を得たはずなのだか……
(ò﹏ò)
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