第50章

ている内に、時間は経過。

気付けば高速道路を降りていた。車窓から外を窺う限り、僕らが住んでいる町よりも更に田

舎の、田園風景だった。

どこだここは。

どこに連れてこられてきた。

馬鹿な会話をしている内に……。

「もう少しね」

同じように窓の外を確認し、戦場ヶ原は言った。

「あと三十分くらい――かしら。時間的にも、丁度いい……か。さすが私ね」

「…………」

何が丁度いいのか知らないけれど、時間的なことは、それは全面的に戦場ヶ原父の手柄だと

思うのだが――お前は礼も言わないのか。

ううん。

仲、あんまりよくないのかなあ。

そういえば、戦場ヶ原と戦場ヶ原父、あんまり会話らしい会話をしていない。出発前に簡単

なやり取りがあった程度だ。

いや――でも、不仲ってことはないはずだ。だって、戦場ヶ原が忍野に怪異絡みで世話に

なった謝礼金、十万円を支払うにあたって、彼女は父親の仕事を手伝うことで、それだけの金

銭を得たはずなのだか……

(ò﹏ò)

抱歉,章节内容不支持该浏览器显示~

【为了使用完整的阅读功能】

请考虑使用〔Chrome 谷歌浏览器〕、〔Safari 苹果浏览器〕或者〔Edge 微软浏览器〕等原生浏览器阅读!

谢谢!!!

铅笔小说 23qb.com

<=26目录+书签08->