第58章

に、果

たして願書が書けるのかどうか」

「そんな地点から心配されてるのか!? 恐るべし、少女の老婆心!」

「願書さえ書ければ、後は当日の体調管理に気をつけさえすれば、阿良々木さんでも受験くら

いはできますよ」

「違う! 僕は受験さえできればそれで満足なんじゃない、その後ちゃんと合格しなければな

らないんだ!」

「受験勉強ですか……まあ、わたし、らしくもなく苦言を呈してしまいましたが、阿良々木さ

んなら大丈夫でしょう。阿良々木さんはやればできる人ですからね」

「おお。そう言ってくれるか」

「勿論です。受験を決意した段階で、もう阿良々木さんは受かっているようなものです」

「なんと、そこまで言ってくれるのか」

「まだ言い足りないくらいですね。受かっているというより、もう大学を卒業していると言っ

ても過言ではないかもしれません」

「おいおい、受験の決意をしただけでそれは言い過ぎだろう、八九寺」

「いえ、わたしには学士号……

(ò﹏ò)

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