、階段でのコンタクトから、今まで、ずっと。
思い出……記憶。
羽川の記憶は――もう、消えない。僕としては、怪異とかかわった記憶など、消えてしまっ
た方がいいと、それでも思うけれど――でも、やっぱり、それについては、忍野の言う通りな
のだろう。
忍野の言うような意味だけでもなく。
僕も――やっぱり、忘れたくない。
あの春休みのことを。
あの地獄を。
だって、全てはあそこから始まったのだから――
「……忍――忍野忍」
絶対に、見つける。
見つけてみせる。
僕はお前のことを、一生背負うって、決めてるんだ――
「よし……そろそろ、休憩、終了だ」
僕は、ペダルを再び、漕ぎ出した。ちょっと休んだだけで、体力は大部分、回復している―
―全くもってとんでもない身体である。
星空はともかくとして――深い時間である。
もうしばらくしたら、中学生の千石には家に帰ってもらわないとならない。そうなると、た
だでさえ少ないこちらの戦力は、更に……
(ò﹏ò)
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